Town&Gown構想推進室

新たなコンセプト
「Town&Gown構想」をもとに、
地域との「共進」による
地域創生の推進を目指して

Town&Gown構想推進室長 杉森 正敏

地方においては、人口減少への対策、地域の活性化や産業の振興などの取組を通して、自律的で持続可能性の高い社会の構築が不可欠です。その際には、SDGs、Society5.0、スマートシティ等に関する様々な取組が展開され、地方から日本全体を躍動させて地域力の向上を図るために、新たな地域協働の形が希求されています。

愛媛大学は、これまでに愛媛県下全20市町との連携協定を締結し、地域に密着したセンター群を設置して多面的な活動を推進していますが、今回、新たなコンセプト「Town&Gown構想」をもとに、これまでの地域連携の質的な拡充を試みることとしました。この「Town&Gown構想」とは、アメリカを起源とした取組で、Town(市)とGownが手を取り合い一体となって持続可能な未来の地域ビジョンを共有するものです。

令和6年7月29日には「今治市×愛媛大学 Town&Gown構想推進協議会」が発足しました。この協議会は、以下の4つの柱を掲げています。

1.Town&Gown構想の具体化

2.科学技術イノベーションによる地域の課題解決

3.地域の未来を牽引する人材の育成

4.持続可能なまちづくり

さらに、地方創生2.0の考え方を取り入れ、地域の持つポテンシャルを最大限に引き出し、若者や女性にも選ばれる魅力的な地域づくりを目指します。

今後、Town&Gown構想推進室は、地域連携の窓口機能を強化し、地域のステークホルダーの皆様とともに新たな価値や魅力を「共創」しながら地域の課題解決を図り、地域創生を推進していきます。

愛媛大学 Town&Gown構想推進室とは

令和5年度に旧社会連携推進機構内に「Town&Gown Office設置準備室」を開設しました。令和6年度には、「Town&Gown Office設置準備室」を発展的に廃止し学長直下の組織として「Town&Gown構想推進室」を開設しました。本室は地域協働推進機構をはじめ各学部・研究科との円滑な学内連携のもと今治市と愛媛大学におけるTown&Gown構想を推進し、実質化を図ることを目的に日々活動しています。

愛媛大学「Town&Gown構想推進室」イメージ

Town&Gown構想推進室 メンバー一覧

役職職名教員名メッセージ
室長教授杉森 正敏若者や女性にも選ばれる魅力的なTownを目指して、地域と共に未来を創るGownとして新たな一歩を踏み出します!
副室長(兼)教授羽藤 堅治「全国Town&Gown構想」関連では主に人材育成を担当しています。今治市との連携においては、人材育成の他に専門(農業におけるDX化)を生かした活動を行っています。皆様の参加お待ちしています。
室員(兼)客員教授松本 賢哉地域協働コーディネータ、工学部エンジニアリングモールコーディネータを兼務しており、地域の課題、企業様の課題等の解決に向けて産学官連携を図りながら活動を行っています。
室員(兼)客員教授前田 眞地域には、地域での支え合いなど生活にかかわることや観光・飲食・宿泊・小売・交通などといった産業にかかわる多くの課題があります。これらの課題解決に向けて、地域と大学をつなぐコーディネート役を務めるとともに、様々な地域課題解決に向けた協働事業の創出に取り組んでいます。
室員客員准教授白石 雅之私は実務経験者として、地域と大学を結ぶ翻訳調整役を担います。また、まちのTOWN側と大学のGOWN側が協働しながら課題を精査しつつ、その解決のための協力体制を共に構築できるよう関係性を円滑に保つことを目標にしています。